オーディオパイロット(ブザー)が付いている車種での注意点

オーディオパイロット(ウインカー作動時にリレーとは別にカチカチ音を出す装置、ブザー)が付いている車種では、前後ともウインカーにLEDを使用すると、左右同時に点灯するなどの不具合が起きる場合があります。これらの車種でLEDウインカーを使用するにはオーディオパイロットを取り外すか、オーディオパイロット周りの配線を変更する必要があります。
(基本的に左右兼用式のウインカーパイロットの場合と同じ症状、対策です)


対象となるオーディオパイロット(ブザー)
2線式のオーディオパイロット(配線が2本で、左右のウインカーから来ているタイプ)
リトルカブ、スーパーカブ デラックス、グランドアクシス(初期型、2型 〜03.5)、
低年式の原付の一部 などの車種に使用されています。

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これらの車種ではオーディオパイロットを取り外すか、配線の変更が必要です
   (下記 方法1、方法2 参照)

3線式の電子式ブザー(配線が3本、左右ウインカーからの線とアース線の計3本。電子音が鳴る)では問題ありませんので、配線の変更など必要なく、そのまま使用できます。
なお、一部のヤマハ車に使用されているオーディオパイロットは、配線が3本でもその内の1本が見せ掛けで全く機能しておらず、実質2線式のものがあります。その場合は2線式と同様の扱いになります。(黒いアース線があるが、全く機能しておらず、ないのと一緒)
※車両によって配色が異なることがあります。必ず車両ごとの配線図をご確認下さい。

 方法1
『ウインカーパイロット左右兼用車ハーネス LHN700』を使用して配線を変更する
オーディオパイロットにつながる2本の配線を抜き(または切断し)、このハーネスを割り込ませることで不具合を解決でき、これまで通りカチカチ音も出ます。
2線式オーディオパイロットが付いていて、なおかつ、ウインカーパイロットランプが1つで左右を兼用している車種 ( → ウインカーパイロット左右兼用車ハーネスのページ参照) はオーディオパイロット部とウインカーパイロットランプ部の2ヶ所の配線を変更する必要があります。この場合はハーネスを2セット使用して各々で配線するか、下図のように1セットのハーネスを2つに分岐させて配線して下さい。(リトルカブ、スーパーカブデラックスなど)
※Y字型の「ハーネス1」は半導体を含んだ配線ですので途中で切断しないで下さい。機能を損なうことがあります。

 方法2
 オーディオパイロット(ブザー)を取り外す。(配線を抜く)
この方法は簡単ですが、カチカチ音はしなくなります。